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7月18日から23日の6日間、SBドライブも参画する「自動運転バス調査委員会」は、自動運転バスの一般向け試乗イベントを兼ねた実証実験を行った。用意された車両は、SBドライブが所有する「NAVYA ARMA」(仏Navya製)。実験車両として使われるのは国内初ということもあり、期待を募らせた多くの参加者が自動運転を体感した。

運転席のない自動運転バスが新しいモビリティ社会の姿を予見

具体的なターゲットとして「2020年」が設定されたことで、開発と実証実験の双方が加速している自動運転技術。テレビCMなどで話題の乗用車向けシステムは「ドライバーの乗車」が前提であるのに対して、公共交通機関が目指しているのが「無人化」だ。自動運転バスを例にとると、ドライバー不足や過疎地域での移動手段確保など、さまざまな問題解決につながるとして期待されている。今回の実証実験で使われた「NAVYA ARMA」は、全長4.75×全幅2.11×全高2.65mのコンパクトなシャトルバス。
座席は扉の左右に向かい合って4席ずつ、扉の向かいに折り畳み式の椅子が3席で、合計11席。つり革の4つを含めると定員は15名。最高スピードは時速45km、走行時間は最長で13時間となっている。実験は、プリンス芝公園(東京都港区)で行われ、150mの定められたコースを自動走行した。乗車して最初に気づくのは、当たり前だが「運転席がないこと」。この車両は、自動運転のレベル4(運転手が介在しない自動運転)を想定して設計されているため、車内にはハンドル、アクセルペダル、ブレーキペダルなどの装備もない。ただし、実際の運用を想定して、遠隔地から車内の様子を確認できるカメラが装備されている。
自動走行するルートは、あらかじめ同じルートを手動運転で走行し、その軌跡を記録する。実験は「全員着席して時速8キロで走行」「一般の人が通らない封鎖した道での走行」という条件のもとで行われた。
実際に乗車してみるとエンジン音がしないので、走行中は非常に静か。トコトコゆっくり進んでいく感覚は、どこか路面電車のようでもあり、ちょっと楽しくもある。
自車の位置はバスに取り付けられたGPSなどで把握、周辺の状況はフロントウインドウのカメラ、そしてLIDAR(ライダー)のレーザー照射で検知するという。進行方向の近距離を照射するLIDARは車両下部に、遠距離を照射するLIDARはウインドウ上部に取り付けられている。
実際に自動走行中にコース上にあらわれた人をセンサーで検知して停止するデモが実施されたが、停止はもちろん歩行者との間隔をキープしながらスムーズに速度調節をするところに、自動運転の未来を垣間見ることができた。その後は指定したバス停に正確に止まり、ドアを自動開閉するデモも成功、自動運転バスは再び走り出してゴールへと向かった。

乗車時間そのものは短かったが、ルートが決められた路線バスや、限定された敷地内で人を運ぶエリアバスなら、実用化に向けた技術は着実に進化していることを感じさせる。今後は一般道での実証実験、法整備などの各種案件を同時並行的に進めながら、2018~19年をめどに、まずは工場や実験施設での商用化を目指すという。
レベル4の自動運転を想定して行われた実証実験を体験した感想は、「夢の技術ではなく現実的な目標になっている」だ。将来的には自動運転バスが、単に移動する空間から、宿泊や飲食の場として進化し、新たなビジネスが生まれるプラットフォームになるのではないか。やや先を急ぎすぎかもしれないが、そんな思いが際限なく広がっていくほど、ここ数年の進化は目覚ましく、今後も止まることはないだろう。
SBドライブ
https://www.softbank.jp/drive/
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