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油津商店街でふれた、日南のチカラ

宮崎県日南市にある「油津商店街」。
NewsPicksの対談企画の取材で訪れることになり、初めて足を運んだものの地方の商店街のイメージをいきなり覆される風景に圧倒されるばかり。

長年の歴史と、新しいコミュニティが共存する油津商店街は、活気で溢れる素敵な商店街だった。

活性化事業の主導者に選ばれた木藤 亮太氏と、対談を終えた崎田 恭平市長の案内のもと、対談記事では紹介しきれなかった油津商店街の姿を紹介したい。

商店街を、新しいコミュニティの拠点に変える

ゲストハウス「fan! -ABURATSU- Sports Bar & HOSTEL」
fan! -ABURATSU- Sports Bar & HOSTELは、油津商店街の空き店舗をリノベーションしたゲストハウス。「様々なファンが集まる商店街の宿屋」をコンセプトとしており、海をイメージさせるおしゃれなカフェの雰囲気を構えつつも、どこか懐かしい商店のような味わいも残る店構え。
ゆったりとした向かい合わせのソファの近くには、日南市を紹介する雑誌、背後に懐かしいおもちゃが所狭しと飾ってあり、ついゆったりと時間を過ごしてしまう。
このゲストハウス、なんとクラウドファンディングで大学生が立ち上げたと言うのだから驚き。
キャンプシーズンになると商店街から徒歩5分の天福球場に多くの広島カープファンが訪れるが、宿泊施設が足りず苦労しているという。カープファンに留まらずサーファーやミュージシャン、バックパッカー、あらゆる人の「好き」がここでふと足を止めて新しい出会いを生み出す場所にしたいと代表は話す。
今は2代目支配人として現役大学生が移住しており、あたたかい定食や特製カフェオレを出してくれる。
fan! -ABURATSU- Sports Bar & HOSTEL
http://fan-aburatsu.com/
レトロ、でも新しい。「ABURATSU COFFEE」
対談場所にもなった「ABURATSU COFFEE」。
油津商店街の端に位置しており、一見すると新しいカフェのようだが一歩店内に入るとステンドグラスの照明や座席を仕切る柵に、どこか昭和喫茶のようなレトロな雰囲気。聞くと、1970年代後半に喫茶店だった「麦藁帽子」をリノベーションして復活したカフェだという。
店内はパンケーキの写真を一生懸命携帯電話で撮っている子どもや、静かに本を読む女性、カップルと幅広い客層がうかがえる。まさに油津商店街でひと休みが出来る場所。

電源やフリーWi-Fiも用意されているので、ちょっとPCを広げてコーヒーを飲みながらノマドワーカーの気分で仕事をしたくなる、素敵な喫茶店だった。
ABURATSU COFFEE
http://www.aburatsu-o.com/aburatsu_coffee.html

地方が提示する、ライフスタイルの選択肢

東京からやってきた、子どもにすぐ会える理想の職場。
油津商店街にはIT企業もある。
ポート株式会社は本社を新宿に構え、サテライトオフィスを油津商店街に置いた。
事業内容とのマッチングも考え、地方進出に日南市を選んだという。

必要な会議はテレビ電話やチャットで出来るし、フリーアドレスのデスク以外にも区切られた作業に集中できる個室も構えており、大きな不便はないと話す。
さらに特徴的なのは、オフィスの正面にある保育施設「油津オアシスこども園」。
目の前にある利便性から、ポートの社員も利用していると話す。
ちょっとしたことですぐ子どもの顔が見られるこの環境は、働く夫婦にはとても助かる環境に思えた。
雇用を生み出せると、そこで働く社員が昼食や夕食の買い物を商店街で済ませるので経済効果が期待できると話していた﨑田市長の話を思い出す。
「若い世代が日南で家族を持ち、育つ」。この環境が商店街が活性化するひとつのキーワードになっているに違いない。
PORT INC. 日南オフィス
https://www.theport.jp/nichinan/
木の香りに包まれる、優しい場所。
子育て支援センター「ことこと」
﨑田市長がどうしても紹介したかったと対談後に私たちを案内してくれた場所が子育て支援センター「ことこと」。
名前の意味は、「木」と「子」とから取っている。
センター内に入ると、市街地にいることを忘れるほどの木の香りが迎えてくれる。
あらゆるものが木でできており、改めてその柔らかさと温かみに驚かされる。
写真の場所は施設のちょうど中央に位置しており、前方のちょっとしたステージで演奏会が開けるようになっているという。
過去に親子演奏会を開いたこともあり、木が音を拾う優しい響きと、自由に座ってのびのびと音を楽しむ子供たちと、とても好評だったのだとか。
木を丸く削り出して作った木のボールプールは、﨑田市長が真っ先に「気持ちいいんですよ」と紹介してくれた。
実際に子育て中だという﨑田市長は、実際に東京四谷にある東京町田美術館へ足を運びノウハウを学んだと話す。出来上がった「ことこと」は美術館理事長からも絶賛され油津商店街イチオシの施設になっている。日南市の歴史背景とマッチする杉を活用し、大人も楽しめそうな木の玩具が所狭しと置かれているのが印象的だった。
他にも絵本、育児書、おもちゃなどの貸し出しや、子育て相談、講座、絵本の読み聞かせなどたくさんのイベントも行われており、まさに﨑田市長の目指す新しい商店街作り・コミュニティ形成が実現している場所になっている。
子育て支援センター 「ことこと」
http://www.city.nichinan.lg.jp/main/life/medical-list/child/page000083.html
日南で最高にオシャレなストリートスナップ「CAPPE」
地方の情報誌と言えば、チラシのように情報が雑多な感じでちょっと読みづらいイメージ・・・なんて思いがちだが、最後にご紹介したい「CAPPE」はそんなイメージを180度変えてくれた。
日南市に住むオシャレな人を探し、ストリートスナップとして掲載。
まるで海外の歴史ある街角で撮影したかのようなスナップが揃い、ストリート誌として発刊されている。

「CAPPE(かっぺ)」という聞き覚えのある響きだが、なんと本当に「いなかっぺ」のかっぺから取ったと、代表の山口さんが話してくれた。
自分たちは田舎に住む「いなかっぺ」。だけど、都会へ行っても、どこでも田舎で育った誇りを持っていてほしいという想いから名付けたとのこと。
前述のABURATSU COFFEEや周辺店舗で300円で販売していた。

場所に集まるコミュニティではなく、紙媒体を通しての情報発信によってまた見えないところでも形成されるコミュニティがあるようだった。
油津カープ館は、選手のユニフォームやサインボールなど、懐かしいものから新しいものまで思い出に浸れるものがたくさん。
商店街から伸びる一本道をチームカラーの赤に舗装。道路にはチームロゴや観光名所が埋め込まれている。
コンテナを改造した店舗、ABURATSU GARDEN。うわさを聞き付けた子どもがお母さんに紹介し何かやってみようと始めた店舗もあるのだそう。この日はあいにく休業日だったが、かわいらしく装飾された店舗が目立った。
「私たちは商店街を再生するんじゃない。新しく作るんだ」
対談の中で繰り返し話す﨑田市長がとても印象的だった。
驚いたのは、﨑田市長や木藤氏が商店街を歩いていると、あらゆる年代層の方々が「元気?」「今日はどうしたの?」と声をかけてくること。
そのまま立ち話が始まる光景に少し驚きながらも、これまでの4年間の活動が全てが凝縮されているようにも思える。

取材が終わった油津商店街は夕方を迎え、学校が終わった子供たちが商店街の端から端を走り回っている。
﨑田市長が考える新しい商店街は、店舗の誘致にとどまらず、住む人や訪れる人も含めて出来上がりつつあるようだった。
 
ソフトバンクの地方創生支援サイト「ぱわふる」
http://tm.softbank.jp/public/
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