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Pepper App Challenge 2017 Autumn

「Pepper App Chalenge 2017 Atutumn」(以下PAC)とは、ソフトバンクロボティクス株式会社が主催するPepperロボアプリの最優秀賞を決定するコンテストです。決勝大会は、2017年11月22日にベルサール汐留にて開催されました。

4度目の開催となる今回は、ロボットの可能性をさらに広げることを目指して「ロボットも最新技術を求めてる」をテーマに、IoTやAIなどの最新技術とPepperを連携させたロボアプリを募集しました。

「最新技術活用」「ユーザー体験価値」「実用性」の3つを審査基準に、熾烈な審査を見事通過した10チームによるデモンストレーションとプレゼンテーションが行われ、厳正なる審査の結果「最優秀賞」「AIソリューション賞」「IoTテクノロジー賞」「ビジネスイノベーション賞」などが選出されました。
最優秀賞には「賞金100万円」と、副賞として「特大Pepperぬいぐるみ」が贈呈されました。

最優秀賞 作品名:SENSYソムリエ for Pepper
チーム名:IMJ すまのべ! with SENSY

【メンバー構成】
加茂 春菜:シナリオ、画面設計
田野 哲也:プログラム
SENSY株式会社:人工知能SENSY開発

【活用したAPI、IoTデバイス】
人工知能SENSYを活用したSENSYソムリエ
(SENSYソムリエ for Pepper用に接続できるよう開発)
「最優秀賞」を受賞した「SENSYソムリエ for Pepper」がどのようなものか教えてください。
加茂:SENSY株式会社と、三菱食品株式会社が提供する、AIでユーザの味覚を解析しお酒を提案する「SENSYソムリエ」のサービスをPepper向けにアレンジしたロボアプリです。
来店したお客さまにワインや日本酒などのお酒を試飲してもらい、甘みや酸味、苦味などの味覚や、好みに関する感想を入力してもらうことで、人工知能SENSYがお客さまの味覚を解析し、店頭に在庫のある商品の中から最適な1本を提案してくれます。
今回制作したロボアプリへの想いやこだわったところを教えてください。
田野:タブレット端末をベースとした既存サービスと同一のUXを担保するため、Pepper用に「SENSYソムリエ」サービスのUIを最適化して移植しました。これによりサービス運営における組み合わせの汎用性を実現しています。また常に進化し続ける人工知能「SENSY」に対応し、更新しやすいシステムを設計し、わずかなセリフの追加で店舗や商品データの更新、酒類の追加が可能な作りにしました。
コンテストに参加してみていかがでしたか?印象や感想を教えてください。
田野:決勝に進出した作品はもちろんのこと、ノミネート作品も含めて全体のレベルが非常上がっていると感じました。
またPepperだけで完結するのではなく、他デバイスやサービスとの連携を組み込みつつ、しかも実用的なレベルまで作り込んでいるアプリがかなり多く、Pepperの活用方法や展開の可能性が一気に広がったように思います。
最優秀賞を受賞されていかがでしたか?反響はありましたか?
加茂:たくさんの素晴らしい作品の中、まさか最優秀賞をいただけると思っていなかったので大変嬉しく、光栄に思っています。いただいた賞金パネルと特大Pepperを弊社のラボ兼ショールームに飾って喜びに浸っております。社内・社外を問わず多くの方からお声をかけていただき、受賞作品を体験したい、お客さまにご紹介したいという声をいただいています。
これからロボアプリ開発する人に一言アドバイスをお願いします!
田野:Pepperは何ができて何ができないのかをまず知ることだと思います。その上で作りたいものを実現するためにどのようなサービスやデバイスを活用すればいいのか、さまざまな組み合わせを考えて繋いでいくと、理想的なロボアプリが作れると思います。

AIソリューション賞 作品名:Travel Dreams
チーム名:Travics

【メンバー構成】
「Travics」は、オーストラリアのブリスベン市で行われたハッカソンから誕生したチームです。テクノロジー、デザインそしてデータを組み合わせてソリューションを生み出し、社会に貢献したいという熱意を持って活動しています。

Daniel Fam:お手製のスモークバーベキューリブをこよなく愛するUXデザイナー
Hanz Barroga:環境保護に強い関心のあるプロダクトデザイナー
Randolph Park:写真が好きなデベロッパー
Shen Liu:飛行機が大好きで、自分で操縦もできてしまうデータサイエンティスト

【活用したAPI、IoTデバイス】
さまざまなAPIを活用して機械学習アルゴリズムを強化しています。
旅行データ取得API Contiki (ニュージーランドの旅行会社のAPI)
感情認識にMicrosoft Face API
フィリップス社のIoT照明 HUEライト(旅行先に来たかのような没入感の演出)
スマートTVモニター
今回「AIソリューション賞」を受賞した「Travel Dreams」かどのようなものか改めて教えてください。
Hanz:「Travel Dreams」は旅行業界向けのレコメンド・分析システムです。人が旅行先を探すとき、行き先だけではなく経験したい事が心に必ずあります。私たちのテクノロジーはその心を理解し、感情認識も加えて、その人にピッタリな旅行先を提案するものです。旅行代理店や空港、観光案内所に設置する事を想定しており、アプリを採用する企業側にとっても、分析プラットフォームからデータを取得し顧客理解につなげることができます。
今回制作したロボアプリへの想いやこだわったところを教えてください。
Daniel:旅行を考えるとき、何をすべきか、〇〇をするにはどこへ行くべきかといった情報は見つけづらいものです。調べるには時間がかかるし、旅行に行く人全員が計画に時間をかけられるわけではありません。旅行会社から自分にマッチした提案をもらえるかどうかもわかりません。でも、旅行は私たちの人生を豊かにしてくれるものですから、よりその人に合った提案をスムーズにできるようにしたいと考えました。
コンテストに参加してみていかがでしたか?印象や感想を教えてください。
Travics一同:他チームの作品が本当にバラエティに富んでいて、刺激になりました。Pepperがさまざまな分野で活用でき、コミュニケーションロボットが何らかの価値を生み出せるポテンシャルがあるんだという事を強く感じました。熱意と才能に溢れたPepperデベロッパーの皆さんと交流できたのもよかったです。参加者のエネルギーとスタッフの手厚いサポートから、Pepperコミュニティの偉大さも垣間見えました。本当に素晴らしい経験でした。ぜひまた参加したいですし、コミュニケーションロボット界に興味のある人を応援したいと思います。
賞を受賞されていかがでしたか?反響はありましたか?
Shen:今回受賞できたことは本当に光栄に思っており、私たちの大きな目標の一つでもあったので、とても感謝しています。Travicsにとってレコメンドシステムは核となる部分なので、そのポテンシャルを審査員にきちんと評価されたことが何よりよかったですし、私たちのアプリが新鮮味をもって受け入れられたのも嬉しいです。最高のカスタマーエクスペリエンスを作るというのが私たちの目指すところなので、実際に触った方のリアクションが楽しみでした。色々な方に喜んでもらえたのはとても嬉しいです。
これからロボアプリ開発する人に一言アドバイスをお願いします!
Travics一同:ロボアプリで解決する課題と環境をじっくり理解すること、全体を見て、目新しさではなく機能で価値を提供できるようにすること。それから、開発の途中でリアルな人のデータを入れてテストすることが大切だと思います!

IoTテクノロジー賞 作品名:コミュニケーションテーブル
チーム名:SHANTI & ROK

【メンバー構成】
株式会社シャンティ
Revolution of Kitten Inc.

【活用したAPI、IoTデバイス】
IoTデバイス:Xperia Touch、非接触電子体温計(MT-500BT)
API:Glory顔認証API、Microsoft Azure感情認識API
今回「IoTテクノロジー賞」を受賞した「コミュニケーションテーブル」がどのようなものか改めて教えてください。
近藤:「コミュニケーションテーブル」は、リハビリテーションなどの退屈になりがちな運動をpepperと一緒に体験できるロボアプリです。シャンティが開発した医療向けIoTプラットフォーム「SOAR(ソア)」を利用して、PepperとXperia Touchを統合して開発しました。体温計やKinectとも連動し健康管理や運動評価もしてくれるので、リハビリテーションを楽しみながら効果的に行えます。
今回制作したロボアプリへの想いやこだわったところを教えてください。
近藤:SOARが形になってきたたタイミングもあり、シャンティが今まで行ってきたPepperの実証実験アプリをPAC用に再編して応募しました。Revolution of Kitten Inc.(以下、ROK)が担当し、フィリピンでは珍しい休日出勤もしましたが、割とスムーズにつなぎ合わせることができました。これもシャンティのコンセプト「ロボットと共に」が各プロジェクトにあったらからだと思います。今回はそれらを形にすることができ、とてもいい経験になりました。
コンテストに参加してみていかがでしたか?印象や感想を教えてください。
近藤:コンテストで賞を取るという目標を掲げ、短期間で集中してROKとシャンティのチームが一丸となれたことがすごくいい経験になったと思います。その結果、IoTテクノロジー賞を受賞でき光栄に思っています。PAC当日は展示会でもさまざまな人に体験してもらい「教育用にもつかえる」などのたくさんのご意見を伺うこともできました。PepperがAIやIoTとともに進化していくことは間違いないですが、利便性だけではく、ロボットならではの優しさや気遣い、人間がロボットに関われる関係性をシステムに取り入れることが重要だと考えており、こうした弊社のコンセプトをみなさんにPACを通じて発信することができました。
受賞されていかがでしたか?反響はありましたか?
近藤:多くの方からお祝いのメッセージをいただき、本当に感謝しております。すぐにデモに使いたいというソフトバンクの営業の方もいました。コミュニケーションテーブルは、これから多くのブラッシュアップを重ねていく予定です。またSOARを活用した問診や受付システムの展開はまもなく発表できる見込みで、このプラットフォームを活用してロボットと連携したい医療アプリベンダーさまにも期待されていると考えています。
これからロボアプリ開発をする人に一言アドバイスをお願いします!
近藤:私たちは人間とのインターフェースにロボットを位置付け、どのようなUXを提供するアプリを作るのか?に日々格闘しています。スマートスピーカーにできないUXをアプリで作ることに一緒にチャレンジしていきましょう!

ビジネスイノベーション賞 作品名:TalkQA for Pepper
チーム名:エクスウェア株式会社

【メンバー構成】
営業/企画 1名 エンジニア 8名

【活用したAPI、IoTデバイス】
IBM Watson ®
Speech to Text、Natural Language Classifier
今回「ビジネスイノベーション賞」を受賞した「TalkQA for Pepper」がどのようなものか改めて教えてください。
兼清:「TalkQA for Pepper」 は IBM Watson ®を活用したチャットボットサービスの「TalkQA」というサービスと連携したロボアプリです。
Pepper が応答するということもあり、音声認識を活用して応答を行います。学習データの改善を行うことで応答の制度をより向上させていくことが可能です。
今回制作したロボアプリへの想いやこだわったところを教えてください。
小井手:Pepper ともっと会話をしたい、というところが出発点だったので、音声認識の精度にはこだわりました。ショッピングモールのような雑音が多いところでもきちんと言葉を聞いてくれるように工夫しています。
あとは、お客様が話しかける内容のすべてにはまだまだ答えられないので、答えられないときにもそれなりに会話ができるように雑談機能も組み込み、より「話している感」が出るよう気を付けています。
コンテストに参加してみていかがでしたか?印象や感想を教えてください。
小井手:他のチームの作品がとてもレベルが高くて刺激になりました。「こんな活用があるんだ!」という気付きも多くて、まだまだ Pepper にできることが世の中に隠れているなぁ、という印象です。
同時に開催された PAC 作品自慢総選挙で紹介されたロボアプリもとても面白かったので、ぜひ次回も開催してほしいです。
賞を受賞されていかがでしたか?反響はありましたか?
兼清:反響は非常に多く、すでに複数のお客さまから本格導入のご相談をいただいています。また、今回の PAC をきっかけにチャットボットサービスである TalkQA 自体に興味を持っていただいたお客さまからのお問い合わせもきています。
「TalkQA for Pepper」 は学習するデータによってさまざまな活用シーンがあるので、より多くのお客さまに利用してほしいと思っています。
これからロボアプリ開発する人に一言アドバイスをお願いします!
兼清:まだまだ Pepper が活躍できる場は多くあります。新しい領域を開拓してきましょう!

小井手: Pepper の可愛さをもっと引き出すロボアプリをぜひ開発してください!

終わりに

受賞されたチームの皆さま、おめでとうございます!
「今年はレベルが高い!」という感想を多数の来場者からいただきました。
第4回目となったPepper App Challenge。ロボアプリの開発自体決して簡単なことではないのですが、今回はAIやIoTなどの最新技術活用に加え、ユーザ体験価値を生み出すシナリオと実用性まで求められる、非常に難易度の高いコンテストとなりました。それにも関わらず、これらのハードルを超える作品が沢山生まれたこと、またPepperの可能性を提示できたことを嬉しく思います。

コンテストは応募して満足してしまいがちですが、通過点にすぎません。この先、どう自分の作品を磨き上げるかが勝負になってきます。応募作品に込めた想いやアイディアをロボアプリとして磨き上げ、エンドユーザへその価値を届けられる日が来ることを願っています。

このコンテストはPepperの可能性を一番身近に感じられるイベントと自負しています。Pepperって何が出来るの?と疑問をお持ちの方にもご覧いただけたら嬉しいです。きっとPepperの新たな可能性を感じられると思います。

Pepper App Challenge 事務局
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